Martの慢性ルアー熱闘病記

何かと忙しいこの時期、こういうときに限って子供が体調を崩す。
自営業なので、妻が仕事からはなれるときつい・・・。

そこへスーパー助っ人が登場！！

その名は、アングラー義父！

兵庫県からわざわざ子守に来てくれた。
すごーっくありがたい。

でも本当に子守のために？
・・・・・そんなわきゃあないよなあ。
そして私の顔を見るなりぼそっと・・・。

義父『せっかくだから釣ったことのない魚が釣りたいなあ・・・』

私『（やっぱり釣りが目的かよ！）。もうむちゃくちゃ、言わないで下さいよ。いたって平凡な魚でさえ満足に釣れてないんですから。タチウオかメバルで辛抱してください』

義父『タチウオ？メバル？そんなんショアから楽勝で釣れとるわ！いやうちの方とはまた魚影の種類が違うやろ。わし、ヒラメとキジハタをルアーで釣りたいんや！』

私『え？そんな～ハイシーズンは過ぎてますよ～。』

義父『でもまあ、釣れんことないのやろ。連れてって』

もう、仕方がない！
私も嫌いじゃないし。
仕事の合間の1時間ほどのみという条件で、寝不足でヘロヘロの身体にムチ打って出航決定！！！


仕事続きで重度の寝不足の私の目は落ち窪んでいる。
しかし、もちろん出航を取りやめてくれる気配はない。
義父の目はただただ出航を待ちわび、ギラギラと光るのみ。

義父は私の仕事の助けになってくれるのではなかったのか・・・。

しかし早起きして向かった港で見たものは・・・・・なんと陸揚げされたRydeen！
しまった！！昨日出航の連絡をし忘れた＾＾。

途方にくれる二人。
と同時に湧き上がる私の中の安堵の気持ち『義父には悪いが、これで寝れる・・・』
しかし・・・・

義父『仕方ない！ならどっかその辺でヒラメとキジハタ釣ろか？』

私『』

でもまあ、やっぱそうなるよなあ・・・。


新湊漁港へ移動し、雨の中、ロッドをふる。
私はメバル狙い、義父はヒラメ狙い。
私の方はフックがでかいのか、アタリはあるが、フッキングに持ち込めない。
他にウィードにルアー引っかかるような感じもあり、ちょっと強引に巻くとはずれる、みたいなのが何回かあったのみ。
アタリの方はどうせチビメバルか何かでしょ・・・。

寒いし、そろそろ上がりましょう、と義父を見ると、ロッドの動きがなんだか妙。
渡したルアーは、ワンダーやカウントダウン。
あんなアクションはねえだろ～よ・・・・。

あれじゃ、まるでエギングじゃねえかよ・・・・。

義父『よっしゃあ～！のったで～！』



まじでアオリやってたんかよ！

義父『なんかルアーがな、藻に引っかかってはずれるような動作をしてたんよ。そしたらなんか動いているような気がしててな。んで、そーっと寄せてみたらイカが抱きついとるやん！こりゃあ、釣らな、とおもってな』
胴長16センチ。

お見事！！！

自分にも同じような挙動があったのに、考えもしませんでした（私のは正真正銘の藻かもしれませんが＾＾）。

その後、小さなソゲを釣って見せたものの、今回はどう考えても私の完敗でした。
釣れる人は引き出しも多くて発想も切れてる！

義父『美味しいお土産、釣れてよかったな！ヒラメはまあ、今度にしといたろ』

悔しいが輝いた義父の笑顔が眩しい＾＾。