Martの慢性ルアー熱闘病記

昨日、一昨日と釣りに行けず、しかも明日、明後日も出撃できなさそう。
となると、雪がちらつくくらいで今夜は尻込みしてはいられません！
行くぞ〜！出発！
どうやら今夜は疲れと、何としても釣りに行かねばという追い込まれた気分でハイテンションのようです。

到着〜！ありゃあ風強っ！！
こりゃあ釣りになんないかもなぁ〜、帰るかぁ、これじゃあ確かに誰もいないわけだよなぁとぐずぐず言いつつにやけながら準備開始。

そして闇に向かってまずはキャスト〜。
いい気分〜（さらにハイに）。しかし……。
「カタカタコトン、カタカタコトン…」
ん？何だ？何が起こってる？何かトラブル？
巻くたびに変な音が……ってリールじゃん！

そういえばこの前車のトランクを整理していて落としたんだった……。
一応巻くことはできるみたいだけど、カタカタいうからアタリわからん！
いい気分ぶちこわし〜。
古いし、かなりの安物だけどやっぱりショック。
換えのリールを車まで取りに行くくらいなら、いっそ場所換えもしよう。
わずか２投でここは撤収。


次は無理せず漁港内へ。
しかしここも無人貸し切り。
外洋が荒れているのか、いつもより濁りが多い感じ。
なかなかアタリがないことで私は再びさらなるハイテンションに〜。
そしてしばらくしてヒット〜！
あらら１０センチほどのちびクロソイ君。










すでにかなりハイな私は撮影後、話し掛ける…。
「チビソイ君、お父さんお母さんはいないの？ちょっと呼んで来てくれるかな？」
１尾あがったことで緊張感も切れました。
残ったのは寒さと疲れと空腹で頭もおかしいハイな私。
そしてリリース後もチビソイ君との会話は続く。

チビソイ「今日はみんなお出かけしていないよ」
私「えーおばあちゃんも？みんな？仕方ないなあ…。そうだ、メバルのお姉さんのおうち知らない？」
チビソイ「誰？」
私「ほら、目がくりっとしててつぶらな瞳のスタイルのいい…」
チビソイ「あっわかったよおじさん、もう少し向こうの方にいるよ！」

なぁんてアホなことあるわけない……といいつつそっちの方にキャスト。

すると……おっとヒット！
メバル！！？
でかい、おいマジででかいぞ。
今日最高のウルトラハイに！
寄せて来て……ばしゃばしゃ。
ん？この抵抗の仕方、あれ何か変。

ってウグイかよっ！！！



















そらでかいわ！３０は軽く越えてるし、まるまると太ってるし。
確かにつぶらな瞳に見えなくもないけど…。
全くマジで完全にメバルだと思いこんでました…アホまるだし。
がっかりしてようやく我に帰りました。

そして惰性で投げた次の一投でまたウグイ！しかもサイズアップ！
むなしくなって納竿にしました。


「おじさんのレベルじゃこんなもんだね、もっと練習しなきゃ」
そんなチビソイ君の声が聞こえたような帰り道でした。